三浦春馬の殺陣が美しい★ゲキ×シネ『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』のかんたんレビュー
8月も後半になってきて暑さもひと段落ですね。
毎年この時期になると思うんですが、夏って耳を両手でふさいで『ワーーー!!』って叫んでいるうちに終わってる気がするのです。
もちろん真夏の最中は連日「アツイアツイ」とつぶやき、身体はヘロヘロになるんですけど。
過ぎ去ってからふりかえると『夏のピークって7月の後半から約2週間ぐらいの間なんだな、一年を通してみるとあっという間だなあ』って思います。
まあまだこれからも残暑が続くわけで、もうひとふんばり必要なんですけどね。
さあ今週もいってみよー!!
<ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ> ジパングパンク~ゴエモンロックIII
2012年12月~2013年2月 東京は東急シアターオーブ、大阪はオリックス劇場にて公演
脚本/中島かずき 演出/いのうえひでのり 作詞/森雪之丞
キャスト/ 古田新太 三浦春馬 蒼井 優 / 浦井健治 高橋由美子 / 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと / 村井國夫 麿 赤兒 他
太閤秀吉、栄華の時代—
天下無敵の大泥棒“石川五右衛門”(古田新太)は女盗賊“猫の目お銀”(蒼井優)と空海ゆかりの “黄金目玉像”を盗み出す。
が、お上直属の若き探偵“明智心九郎(しんくろう)”(三浦春馬)が五右衛門たちを追いつめる。
なんと、その像には空海が隠した黄金のありかを示す暗号が隠されていたらしい?!
大事な仏像を盗まれた尼僧“春来尼”(高橋由美子)、埋蔵金伝説を聞きつけた“豊臣秀吉”(麿赤兒)とその腹心“石田三成”(粟根まこと)&“前田慶次郎”(橋本じゅん)、
さらには海を越え、五右衛門の宿敵“マローネ・アバンギャルド侯爵夫人”(高田聖子)と五右衛門の助太刀?〝シャルル・ド・ボスコーニュ“(浦井健治)、
そして腹黒い悪人臭満載の堺の豪商“蜂ヶ屋善兵衛”(村井國夫)ら、五右衛門相手にくせ者たちが大集合!
どいつがお宝ゲットかって?
俺様こそが天下の大泥棒“石川五右衛門”様だ!
中指突き立て思う存分暴れてやるゼ!!!
https://www.e-oshibai.com/
ミーハー気ままな感想を覚え書き(敬称略)
三浦春馬と蒼井優
まず驚いたのが蒼井優のリズム感の良さ。こんなに動ける人なんだあ。知らなかった。
セリフも動きもリズムとテンポがとても良くて見ているコッチの気持ちが上がります。
わが道を突き進む三浦春馬との息は今一つかと思うけど古田新太とはいいカンジだった。
おっとりして見えるのに運動神経めちゃくちゃイイんだあと感心しました。
もっと舞台やったらいいのにな。
三浦春馬は第一声がとても高音で驚いたけど、歌声はキレイで音程も安定して上手。
なんたって殺陣のシーンが美しくて素晴らしい。さすが『努力家の表現者』だね。
ただなんか、他とは交わらない感じが浮いて見えたかなあ。
役どころもそうだから仕方がないのかもだけど、古田新太や蒼井優とのカラミでもイマイチだったかな。
ちょいフィルターかかってるかなあ
もっといろんな舞台見たかったな。残念ですね。
その他のキャスト
今回の石川五右衛門もド派手な衣装に登場シーン、変身後の「天下の大泥棒石川五右衛門だああ」の見得も相変わらずカッコよくて見ていてワクワク楽しい。
前作のマローネやシャルルさらにはアンヌまで出てきてワチャワチャガヤガヤの設定だったけど、要所をベテランの村井国夫や麿 赤兒が落ち着きあるセリフ芝居でキリッと締めるのところはさすがです。
特に晩年の豊臣秀吉(麿 赤兒)のバケモノ感をあんなにリアルに見たのって初めてかも。
特に映像になると表情がアップになるのでド迫力です。素顔だけでも怖いのにメイクがもっとすごいし。
ホント怖かったあ
ミュージカル色強めだから当たり前なのか、古田新太も橋本じゅんも村井国夫もみんな歌が上手い。
歌が下手な舞台役者っていないのかなあ?
ストーリーは二転三転して飽きずに楽しめました。でもワタシ的には五右衛門イチの作品ではないかな。
今日はここまで。
暑さも少し収まって仕事日和になってきました。働くよお!
最後まで読んでいただきありがとうございました。