50代からの終活|年金事務所でわかった「受取額」の現実。繰り下げしない理由とは?

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「ねんきん定期便」を眺めていても、自分の本当の受取額ってイマイチ分かりにくいですよね。

今回の終活は、老後生活の柱となる『年金』の整理です。

複雑な制度を自力で調べるのは限界がある……そう感じた私は、夫婦で「街角の年金相談センター」へ予約して相談に行ってきました。

結果は大正解。自分たちだけで考えていたら、絶対に見落としていた「落とし穴」や「驚きの事実」がたくさんあったのです。

目次
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年金相談センターへ行くべき2つの大きな理由

私たちが今回、ネット予約をしてまで直接足を運んだのは、知りたかったことが2つあったからです。

  • 私たちの条件で、結局いくら受け取れるの?
  • 最近話題の「繰り下げ受給」は本当にお得なの?

担当してくれた相談員(社会保険労務士)の方は、現在の給与が続くと仮定した「詳細なシミュレーション」をその場で出してくれました。

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知らなかった!「加給年金」と「年金が減る時期」の真実

シミュレーションを見て驚いたのは、年金は「65歳から一生ずっと一定額」ではないということです。

私たち夫婦は、

  • 夫は妻より4歳年上
  • 現在は二人とも給与収入あり(扶養配偶者ではない)

現在の給与収入が64歳まで続くと仮定して受け取り年金額を見積りしてもらいました。

歳の差夫婦に嬉しい「加給年金」

夫が65歳から受け取る年金には、「加給年金(配偶者加給年金)」が加算されていました。これは、年下の配偶者がいる場合に支給される「扶養家族手当」のようなもの。

妻が65歳になると、夫の年金が減る!?

しかし、この加給年金には期限があります。妻が65歳になり、自分の年金を受け取り始めると加給年金は停止。つまり、夫の年金額はその分ガクンと減るのです。

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夫の年齢65歳〜69歳〜(妻が65歳以降)
老齢基礎年金〇〇円〇円
老齢厚生年金基本年金〇〇円◇円
加給年金△△円(加算あり)なし

加給年金の受給条件や金額は夫婦の生年月日によって違います。これを自分の「ねんきん定期便」だけで読み解くのは至難の業。プロに算出してもらうのが一番の近道です。

わが家が「年金の繰り下げ受給」を選択しなかった理由

受給時期を遅らせて、増額された年金を一生受け取る「繰り下げ受給」。

ねんきん定期便にも『70歳まで繰り下げると〇〇円の増額になります』と書いてあり、『もし長生きできれば、最高84%も増額されて老後生活にゆとりができる。』とも。

これについて相談員(社会保険労務士)の方に率直に尋ねて、いろんな情報を教えてもらえました。

  • 加給年金の消失: 厚生年金を繰り下げている間は、加給年金(家族手当)がもらえなくなる。
  • 税金・保険料の壁: 受取額が増えると、引かれる所得税・住民税・社会保険料も増える。
  • 健康寿命の考慮: 平均寿命を考えると、増額メリットをフルに享受できる期間は意外と短い。
  • 世間のリアル: 実際に繰り下げを選択している人は、全体でわずか数%という現実。

夫婦で話し合った結果、私たちは「繰り下げしない(65歳から受給する)」ことに決めました。

私たちは「元気なうちに受け取り、人生を楽しむ」道を選びました。決めたら、霧が晴れたようにスッキリ!

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忘れがちな「隠れ年金」もすべて見える化

公的年金以外にも、かつて加入していた「私的年金」が眠っているかもしれません。

  • 以前勤めていた会社で加入していた企業年金(厚生年金基金)とか
  • 自営業者で加入していた国民年金基金とか
  • 現在運用中のiDeCo(個人型確定拠出年金)など

途中退社していても、基礎年金番号に紐づいているので支給開始時期が近付けば通知が来るようです。

老後の収入金額を計算する

これらすべての支給時期と金額をひとつの表にまとめ、夫婦それぞれの「年金一覧表」を完成させました。

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夫の年金60歳~65歳~69歳70歳
老齢基礎年金〇円〇円〇円
老齢厚生年金〇円〇円〇円
国民年金基金〇円〇円〇円〇円
企業年金〇円〇円〇円〇円
iDeCo〇円〇円
【受取額の合計】〇〇円〇〇円〇〇円〇〇円
※金額は現時点のシミュレーションです。

年金やiDeCoの受け取り額はあくまでも現時点の見込みですが、これで老後の年金収入金額が予想できます。ただし年金が支給される際、所得税・住民税・国民健康保険料・介護保険料が天引きされるので実際の手取り額はもっと減ります。

しっかり税金引かれるんだあ

老後の収入金額が予想できれば、老後生活のイメージが少しわきます。

  • 今の生活をどれくらい「ダウンサイジング」すべきか?
  • 資産を毎年いくら取り崩していいのか?
  • 年金と仕事(給与)のバランスをどう取るか?

また『これからの働き方について』も夫婦で話し合いました。その理由は、給与の金額によって老齢厚生年金が減額または支給停止になるからです。

勤務先で厚生年金保険に加入しながら老齢厚生年金を受給している方については、給料と年金の合計額に応じて年金の支給が停止される場合があります。

日本年金機構HPより

給与と年金と税金のバランスが難しい

まとめ:収入の「見える化」が不安を安心に変える

年金の整理は手間も時間もかかりましたが、収支がはっきりしたことで、具体的な老後のイメージが湧くようになりました。

「税金や年金のルールは、知っている人だけが得をする」 自営業を続けてきた実感が、今改めて身に染みています。

老後の不安を希望に変えるために。まずは「ねんきん定期便」を持って、予約の電話をかけることから始めてみませんか?

(50代からの終活|記事まとめ)

▼ 資産の終活:全6回をまとめた記事はこちら

▼ 「断捨離」や「人生会議」など、終活の全体像はこちら

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