【50代からの終活】『年金』相談に行って一覧表を作ってみた〜①資産編その6

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あまりの暑さに思考もなんだか停滞気味。しかし気持ちを奮い立たせて終活の続きを。

残される家族のための【終】と自分の残りの人生のための【活】に分けて10項目。

前回はそのうち【終】の①資産編の『不動産』の一覧表を作り、いろんな税金についても調べました。

狭小の持ち家でも住んでいる間だけでなく相続した時、売却した時それぞれに税金が付きまとうことがわかりました。

その税金も特例や控除の知識があれば軽減できるってことを知っているのが大事ですね。

さて資産編の最後は『年金』です。

この年金のしくみって結構複雑でむずかしい。

年1回送られてくる『ねんきん定期便』だけでは大雑把すぎてよくわからない。

結局、自力で調べるのをあきらめて年金事務所に相談に行くことにしました。

結果大正解。年金って65歳からずーっと一定金額を受け取るわけではないんですねえ。

年金のことわかってなかった(汗

目次
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年金相談センターに相談に行く

私たちは今回、『街角の年金相談センター』をネット予約して夫婦そろって相談に行きました。

尋ねたかったことはふたつ

  • 年金はどのような条件でいくら受け取れるの?
  • 年金の繰り下げ受給を選択するべき?

もちろん人それぞれ職業や年金の種類、納付期間、納付金額によって受け取り金額が違いますが、私たち夫婦のシュミレーション結果になります。

年金の受け取り予想金額を算出してもらう

私たち夫婦は、

  • 夫は妻より4歳年上
  • 現在は二人とも給与収入あり(扶養配偶者ではない)

現在の給与収入が64歳まで続くと仮定して受け取り年金額を見積りしてもらいました。

夫の年齢65歳から68歳まで69歳から
老齢基礎年金〇〇円〇〇円〇〇円
老齢厚生年金基本年金◇◇円◇◇円◇◇円
加給年金△△円△△円なし
妻の年齢61歳から64歳まで65歳から
老齢基礎年金〇〇円
老齢厚生年金基本年金◇◇円

お分かりいただけるでしょうか?

夫が65歳から受け取る予定の年金額には配偶者加給年金が加算されています。

私たちは4歳年の差があるので、妻が65歳になるまでの4年間は扶養手当に該当する加給年金がプラスされます。

しかし、妻が65歳になり年金受給を開始するとその加給年金は停止になり夫の年金額は減るのです。

そんなこと知らなかった

加給年金を受け取るための条件もいろいろあるし、夫婦の生年月日によって加算される金額も違うので自分で試算するのはちょっと大変です。

年金事務所で手っ取り早くシュミレーションしてもらって正解でした。

年金は繰り下げ受給すべきなのか

受給開始時期を遅らせてその分増額した年金額を一生を受け取る仕組みを『繰り下げ受給』といいます。

ねんきん定期便にも『70歳まで繰り下げると〇〇円の増額になります』などと書いてあり、金額だけ見るとお得なのかな?と考えていました。

メリット・デメリットをいろいろ調べても『もし長生きできれば84%も増額されて老後生活にゆとりが!!』みたいなカンジでいまいち決め手に欠ける。

ウーンどうしたものか(困

これについても相談員(社会保険労務士)に「どうしたらいいと思います?」ってぶっちゃけて尋ねてみたら、いろんな情報を教えてもらえました。

その後夫婦で話し合った結果、私たち夫婦は年金繰り下げを選択しないことにしました。

理由は

  • 老齢厚生年金を繰り下げすると加給年金がもらえない
  • 繰り下げして受給金額が増えた分、社会保険や税金が増えるのは嫌だ
  • 平均寿命を考えたら、お得を享受できる期間が短そう
  • 世間で年金繰り下げを申請している人は1.8%もいないらしい

夫婦ふたりとも普通に65歳から年金受給することに決めました。

決めたらスッキリしました

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そのほかの年金受取額も調べる

公的年金以外の年金受取額も調べる

65歳から受給するいわゆる『公的年金』以外のほかの年金制度『私的年金』もあります。

たとえば会社員なら毎月の給料から天引きされていた企業年金とか。

自営業者なら国民年金の上乗せで支払っていた国民年金基金とか。

私たち夫婦は、サラリーマンから自営業者そして会社役員と転職してきた過程で

  • 以前勤めていた会社で企業年金(厚生年金基金)に加入していた
  • 自営業者の時に国民年金基金に加入していた
  • 現在はiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入している

昔の企業年金なんてすっかり忘れてた

企業年金も国民年金基金も掛け金を払った期間は短かったのですが、ちゃんと年金を受け取れます。

厚生年金基金とは、かつて多くの企業によって実施されていた企業年金の1つで、国の厚生年金の一部を国に代わって給付し、さらに独自の上乗せ給付を行っていました。厚生年金基金の加入者で平成26年3月までに加入期間がおおむね10年未満で中途退職された場合は、企業年金連合会(平成17年10月前は「厚生年金基金連合会」)にその原資と記録が移換され、将来企業年金連合会から年金が支給されます。

企業年金連合会HPより

途中退社していても、基礎年金番号に紐づいているので支給開始時期が近付けば通知が来るようです。

でも問い合わせてみました!

ワタシたちが加入していた年金基金はどちらも60歳から支給されますが、国民年金基金のほうは年齢によって受け取り金額が変動するようです。(支給開始時期や金額は加入の基金ごとによる)

夫の年齢60歳から65歳から75歳から
国民年金基金△△円★★円△△円
企業年金〇〇円〇〇円〇〇円
妻の年齢60歳から65歳から75歳から
国民年金基金△△円★★円△△円
企業年金〇〇円〇〇円〇〇円

iDeCoの受け取り方法を考える

iDeCo(個人型確定拠出年金)の老齢給付金の受け取り方法も考えました。

iDeCoは、原則60歳以降に「年金」「一時金」「年金と一時金の組み合わせ」で受け取ります。

  • 年金として受け取ると、雑所得として確定申告により「公的年金等控除」が適用される。
  • 一時金として受け取ると、退職所得として「退職所得控除」が適用される。

私は退職金との兼ね合いを考え「年金」として分割して受け取ることに決めました。

受け取り時期はまだ思案中です

受取予定一覧表を作成する

すべての年金を一覧表にしました。私たちの場合76歳以降はずーっと同じ金額になります。

夫の年齢60歳から63歳64歳65歳66歳67歳68歳69歳70歳
老齢基礎年金〇円〇円〇円〇円〇円〇円
老齢厚生年金◇円◇円◇円◇円◇円◇円
国民年金基金★円★円★円★円★円★円★円★円
企業年金△円△円△円△円△円△円△円△円
iDeCo?円?円?円?円?円
妻の年齢56歳から59歳60歳61歳62歳63歳64歳65歳66歳
老齢基礎年金〇円〇円
老齢厚生年金◇円◇円
国民年金基金★円★円★円★円★円★円★円
企業年金△円△円△円△円△円△円△円
iDeCo?円?円

iDeCoは投資信託なので受け取り金額が不確定ですが現時点の積立て残高を記入しました。

老後の収入金額を計算する

この一覧表に退職金の予想金額や預貯金、投資信託などの残高も加えてマネープラン表と名付けました。

年金の受給金額はあくまでも現時点の見込みですが、これで老後の年金収入金額が予想できます。

ただし年金が支給される際、所得税・住民税・国民健康保険料・介護保険料が天引きされるので実際の手取り額はもっと減ります。

しっかり税金引かれるんだあ

老後の収入金額が予想できれば、老後生活のイメージが少しわきます。

  • 今の生活よりどれぐらいダウンサイジングするべきなのか?
  • 預貯金や金融資産などを毎年どれぐらい取り崩して生活していくのか?
  • 年金を受け取りながら仕事を続けるとしたらどんな働き方がいいのか?

働き方を考える理由は、給与の金額によって老齢厚生年金が減額または支給停止になるからです。

勤務先で厚生年金保険に加入しながら老齢厚生年金を受給している方については、給料と年金の合計額に応じて年金の支給が停止される場合があります。

日本年金機構HPより

給与と年金と税金のバランスが難しい

働き方については『今の仕事をいつまで続けるのか』を含めて夫婦で話し合います。

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整理してみて思うこと

義母の介護施設さがしをきっかけに、今度は自分たちの老後生活のことを考え始めました。

若い頃は毎日の生活に手一杯で老後の生活のことなんて想像もできませんでしたが、いざその時期が近づくと『老後2000円問題、いや4000万円問題だ』といろんな情報で不安が募るばかり。

年金の整理は思ったより手間と時間がかかりましたが、見込み額でも収入金額がはっきりすると今後の生活の計画が立てられるようになります。

ワタシがイメージしている老後は、シンプルで健康で穏やかで今日も一日楽しかったと思える生活。

おー楽しみだあ

これでやっと終活の【終】の①資産の管理と整理が終わりました。これからは【終】【活】の残りの項目に取り掛かります。

まずはモノの断捨離かなあ。

住み替えのための場所探しも夫婦で楽しみながら始めていますよ。またご報告します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。誰かのお役にたてればいいな。

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