天海祐希をひたすら堪能★ゲキ×シネ『薔薇とサムライ』のかんたんレビュー
お盆休みに入り映画館も人がいっぱいです。
週に2回しかないゲキ×シネ上映日は毎回出かける直前に席の予約をするのですが、今回は早めに。
朝10時の上映開始にもかかわらずほぼ満席でした。
今回は天海祐希vs古田新太という美味しい組み合わせなので楽しみにしていました。
さていってみよー!!
<薔薇とサムライ> バラトサムライ
2010年3月~5月 東京は赤坂ACTシアター、大阪は梅田芸術劇場メインホールにて公演
脚本/中島かずき 演出/いのうえひでのり 作詞/森雪之丞
キャスト/ 古田新太 天海祐希 / 浦井健治 山本太郎 神田沙也加 森奈みはる / 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと / 藤木 孝 他
時は17世紀、ヨーロッパのイベリア半島。
天下の大泥棒・石川五右衛門(古田新太)は女海賊のアンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)の用心棒として、地中海で暴れ回っている。
ある日、アンヌが小国コルドニアの王家継承者だと判明。王亡き後の腐敗政治を聞いた彼女は、生粋の男気で女王就任を引き受ける。
最初の仕事は海賊の討伐。不本意ながら、アンヌの仲間を守っていた五右衛門と対立することに。
一連の出来事を不審に思った五右衛門は、アンヌを救い出すべく城に乗り込んだ。
そこで、五右衛門が見たものは……!?
五右衛門とアンヌ、ふたりの運命やいかに……!!
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ミーハー気ままな感想を覚え書き(敬称略)
あんなこんな天海祐希を堪能する!
もうコレは天海祐希祭りですね。
男勝りのべらんめえ口調で眼帯の海賊姿で戦う姿がもうすでにカッコいい。
それから王位継承者となり貴族の姿に。舞踏会でのフラメンコからの踊りと歌が素敵。
その後の海賊討伐には、ベルばらのオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ様が‼
きゃああ!近衛兵の軍服姿だあああ
ヨーロッパを舞台にした設定で金髪姿が似合っているのは舞台上で天海祐希ただ一人だけ。
他の役者はみんな『金髪+日本人顔』でアップになればなるほど新喜劇に見えるけど彼女だけは違う。
アップになるたびに毎回、目元のシャドウの入れ方を観察してしまうほど。
磔にされる前の歌唱シーンのショートヘア―や大きな襟の衣装もかわいいし、何より歌う姿が美しくて泣ける。
正式に王位を継いだ後の赤のドレス姿も気品高く凛々しくて。
もうホレボレします。
あんなにドレスが似合う日本人が他にいるだろうか?
背が高くて顔のパーツが大きくて美しくて華があり、歌も芝居も踊りもうまいって。
毎回言いますが、彼女を超える女優って日本にいないと思うんです。
それに彼女の相手役ができる男優もなかなか思い浮かばない。
唯一古田新太が物おじせずに対することができるんじゃないかなあ。
あんなこんないろんな天海祐希を堪能してお腹いっぱいです。
その他のキャスト
天海祐希にどうしても目が行ってしまうけど、他の出演者もなかなかゴージャスでした。
森奈みはるは元タカラジェンヌ娘役らしく、浦井健治はミュージカル俳優らしく歌い上げてました。
橋本じゅんのカミングアウトからの歌い上げはとても難しいだろうにほんと器用な方です。
神田沙也加や藤木 孝の歌も存在感があってとても良かったけど、お二人とも今は亡きですねえ。
演劇ファンとしては残念なことです。こんないい役者さんの心の内にいったい何があったんだろうと映像を見ながら痛ましい気持ちになりました。
ミュージカル調が強い作品
今回の作品は前作『五右衛門ロック』のスピンオフという位置づけだそうですが、海を渡ってもやはり五右衛門はカッコいい。
ただ、今回はセリフを歌にのせるタイプのミュージカル色が強くて。
私は昔から日本語の説明セリフを歌い上げるタイプのミュージカルが苦手です。
セリフはセリフ。歌は歌で分けてほしい。歌にするなら音楽と日本語の音をバチッと合わせてほしい。
なので今回はひたすらに天海祐希を堪能して楽しみました。
今日はここまで。
さあ盆休みも終わり仕事的にも今年後半が始まります。がんばろう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。