この3人がベスト★ゲキ×シネ『髑髏城の七人2011(ワカドクロ)』のかんたんレビュー

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2004年のアカドクロ(古田新太主演)とアオドクロ(市川染五郎主演)から7年後に上演。

それまで一人二役だった捨之介と天魔王を別々に演じることになったのがこの作品から。

ワカドクロと呼ばれている作品でもあります。

ワタシは今回が初見です。小栗旬森山未來早乙女太一の3人なんてもう夢のよう。

高田聖子川原正嗣とおいしいメンバーも出てくるのでワクワクです。

目次
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髑髏城の七人(2011)> ドクロジョウノシチニン

2011年8月~10月 東京は青山劇場、大阪は梅田芸術劇場にて公演

脚本/中島かずき 演出/いのうえひでのり

キャスト/ 小栗 旬・森山未來 ・ 早乙女太一・ 小池栄子・勝地 涼・仲 里依紗 ・ 高田聖子・粟根まこと・河野まさと・ 千葉哲也 他

天正十八年。

織田信長亡き後、天下統一は豊臣秀吉によってなされようとしていた。

しかしそれに抗う一人の男が関東に存在した。

それは、漆黒の髑髏城に潜む武装集団≪関東髑髏党≫を束ね、自らを“天魔王”(森山未來)と名乗る、かつて信長に仕えた男であった。

血を流すことを厭わず、もはや狂人と化した天魔王率いる関東髑髏党に追われていた女たちを行きがかりから助けた捨之介(小栗旬)は、女を匿ってくれるという色里で無界屋蘭兵衛(早乙女太一)に出会う。

奇妙な縁に操られ、関東に集まり始める者たち。

捨之助と蘭兵衛が共に抱える過去、そして天魔王とのつながりが明らかになる時、天魔王の悪しき野望も明らかになろうとしていた。

全てを覚悟した捨之介は天魔王を止めるため、たった七人で二万の兵で囲われた髑髏城を攻め落とすことを決意するのだった。

https://www.e-oshibai.com/
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ミーハー気ままな感想を覚え書き(敬称略)

客演を迎えての髑髏城シリーズの中でこのメンバーがやっぱり最強、ベストだと思います。

小栗旬と森山未來と早乙女太一の最強トリオ

森山未來の天魔王と早乙女太一の無界屋蘭兵衛の配役は2017年Season鳥と同じです。(この時の捨之介は阿部サダヲ

同じく2017年Season花の捨之介が小栗旬。でこのワカドクロはそれよりもみなさん6歳若い頃ってことになりますね。小栗旬29歳、森山未來27歳、早乙女太一20歳とみんな20代です。

小栗旬の声がまず高い!若い!アップの顔面の肌艶もピカピカ!

最初はちょっと緊張してるのかとても上ずってカチコチ硬い。Season上弦の月の福士蒼汰を思い出し観てるこっちも力が入るのかと心配したけど、やがてそれもすぐに落ち着き、中盤からはオトコの色気出まくりです。

キザなセリフも大仰な言い回しもサラっとカッコよく言えてしまうのが小栗旬の魅力のひとつ。

見得を切るシーンもタイトルバックでのシルエットもカッコいい。

ただ最後の「よせやい、ガラじゃねえよ」の見得を切るときの振り上げた足音がパタンって軽くて。これはもうちょっとうまくやってほしかったかな。

Season花の時は改良されてもっとカッコよかったからOKですね。

さすがスターです。

森山未來の天魔王は、2017年のSeason鳥の時よりおどろおどろしさが控えめ。

『強がってるけど、所詮は小心者で臆病なヤツなのよ天魔王って』を表現したカンジ。

この解釈の天魔王がいちばんしっくりきて私は好きです。

ダンスも身のこなしもさすがかっこいい。やはり天魔王は森山未來が最強ですね。

いいっすねー。

で最後に、やっぱり蘭兵衛は絶対的に早乙女太一です。もうなんて素敵なんでしょ。

殺陣は言わずもなが、長刀を抱えた後ろ姿の美しさ、着物の裾のさばき方までほんとホレボレする。

きっとあの織田信長が愛した森蘭丸ってこうだったのよねえ。

何もかも投げ捨てるほど殿を想い慕って胸を焦がす姿がもうせつなくて美しくて、うー泣ける。

太夫たちを皆殺しにしてでも秀吉を迎え撃つ側に立つ姿も「裏切者になるのだけはご免だ」と天魔王を庇う時姿もとても切なく美しくキュンとしながら見れるのも早乙女太一の蘭兵衛だからこそです。

あーなんて切ないンでしょう。他の人ではここまで表現しきれないと思うのです。

ほんと好きです。この美しさ

その他のキャスト

小池栄子は色気も腕っぷしもあって、今までの中で一番派手に動きまわる極楽太夫でした。いいですね。

勝地涼の兵庫は安定感があって安心できるけど面白味は今一つかな?

高田聖子の贋鉄斎はなんだかとってもかわいくて。芝居の間やつかみどころはさすが劇団員です。

仲 里依紗の沙霧は地味な恰好ながらお顔があまりに洋風でひときわ目立ってました。

ノドが枯れてツラそう

2017年のあの大きな回転ステージと違って通常サイズの横長の舞台。

セットもそんなに派手じゃないし、丘や川の演出もなし。贋鉄斎の洞窟もシンプル。

でも動きが少ないぶん逆にテンポが良くてサクサク気持ちいい。

セリフもそぎ落とされる前の丁寧な説明がまだ残っていて、それぞれの心のゆれや動きがわかって2017年版とは違った見え方がとても新鮮でした。

カーテンコールで出演者が並んでるの見ると、メインの3人以外の客演もみんな派手で個性的な俳優ばかり。だけど劇団員ががっちり脇を固めていて、全体的にしまりがあり安心してどっぷり浸れるとても心地良い舞台でした。

やっぱり客演を迎えての髑髏城シリーズの中でこのメンバーがやっぱり最強、ベストです。

あー楽しかったー。

来週はいよいよ藤原竜也が登場です。これも楽しみ。

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございましたっ。

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