ルパン三世的な楽しさ★ゲキ×シネ『五右衛門ロック』のかんたんレビュー
今週もゲキ×シネ鑑賞してきました。今のところ全出席です。
今回で15作品目。全26作品なので半分は超えましたね。
毎週々仕事終わりに電車に乗って街の映画館に通うのにもずいぶん慣れてきました。
さてさて今週からは、生バンドが舞台の上で演奏する“R”五右衛門ロックシリーズです。
ロックなテーマ曲も楽しいのでひとり鑑賞でも映画館の席上でノリノリです。
『♪五右衛門ロック!五右衛門ロック 愛があるんだぜぇ♪』
声を出せないのがちょっとストレスだけど
ではいってみよー!!
<五右衛門ロック> ゴエモンロック
2008年7月~8月 東京は新宿コマ劇場、大阪は厚生年金会館にて公演
脚本/中島かずき 演出/いのうえひでのり 作詞/森雪之丞
キャスト/ 古田新太 松雪泰子 森山未來 / 江口洋介 / 川平慈英 濱田マリ / 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと / 北大路欣也 他
時は豊臣秀吉の世。稀代の大泥棒・石川五右衛門(古田新太)は役人・岩倉左門字(江口洋介)らの手でお縄となり、釜茹の刑に処される。
その葬儀を仕切る謎の美女、真砂のお竜(松雪泰子)。 実は、お竜たちの仕掛けにより、五右衛門は生き延びていた。
そこに現れる南蛮人ペドロ・モッカ(川平慈英)たち。彼らに乗せられた五右衛門一味は、南の果 てのタタラ島に眠る神秘の石《月生石》を求めて船出する。
しかし彼らを追う左門字もろとも猛烈な暴風雨が襲い、海に投げ出される。
南の島に流れ着いた彼らは、タタラ島国王クガイ(北大路欣也)の手下によって捕えられる。
絶体絶命のピンチの場に、クガイを憎むバラバ国のカルマ王子(森山未來)、ボノー将軍と妻・シュザク夫人(濱田マリ)が攻め込んできて……。
《月生石》の持つ力とは? クガイとは一体何者なのか? 果たして、五右衛門の運命やいかに!
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ミーハー気ままな感想を覚え書き(敬称略)
ルパン三世的な活劇の楽しさ
大泥棒の五右衛門、彼を地の果てまでも追いかけるの盗賊目付の佐門字、八方美人の女盗賊のお竜。
敵対する親子関係や外敵の思惑など混沌としたストーリーの中にあって、この三人の騙しだまされ、追って追われてのまさにルパン三世的な楽しさがとても活きています。
特に京都所司代盗賊目付の岩倉左門字(江口洋介)のカラッとした明るさがとてもイイですねえ。
江口洋介ってTVドラマの印象が強いので舞台はどうなんだろと心配してましたが、背も高いし立ち姿もキレイだし声も通る。もう全然OK。すごく良かったです。
ギター抱えて歌い始めた時は思わず拍手しちゃいましたヨ。
歌もダンスも楽しい
川平慈英ってもともとミュージカル俳優として芸能界デビューしたそうですね。
スポーツキャスタータレントとして認識していたので、今回拝見してその実力にビックリしました。
特に森山未來とののタップダンスバトルは圧巻でした。
ダンスだけじゃなく体のキレもいい。歌もうまいし声もいいし。
ちょくちょくカメラ目線なのが気になったけど。
松雪泰子は色っぽくて華やかで女盗賊がぴったり。
なにより北大路欣也の御大にまで歌わせるのにはビックリ!
殺陣や立ち廻りや場面転換も多いので、大変そうだなあとハラハラしました。
劇団新感線の舞台ってほんと過酷だなあ
何と言っても古田新太の五右衛門がカッコいい
当時の古田新太は43歳。まだまだ動けてますねえ。
肌もまだ艶があるし、体のキレもいい。で、漢(おとこ)って感じでカッコいい。
特に名乗りの場面がピシッと決まるとこなど、ホレボレします。
彼が舞台上にいるだけで華がある、場面が引き締まる気がします。
やっぱ劇団新感線の重い看板は古田新太が背負ってるんだなあと改めて感じました。
特に繰り返し見たい作品のひとつ!
今日はここまで。
次回は天海祐希と古田新太の五右衛門です。これも楽しみ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。