向井理を再発見★ゲキ×シネ『狐清明九尾狩』のかんたんレビュー
GEKI×CINE 20th☆Tour第二弾は、これぞ王道!シリーズ中村倫也主演『狐清明九尾狩』です。
火曜日と木曜日だけの上演。平日は基本夜しか行けないのでチャンスは2回。
もし木曜日残業になったら見逃すことになる!
なので、火曜日の夜に行っておこうと2024年5月7日に鑑賞してきました。
しかーし、ゴールデンウィーク明けだから?仕事が忙しかったから?
いろんな理由で鑑賞前からとても眠くて眠くて。マズイぞ。これはマズイ。
『狐清明九尾狩』きつねせいめいきゅうびがり
2021年9月から11月まで東京、大阪にて公演
脚本/中島かずき 演出/いのうえひでのり
キャスト/中村倫也・向井 理 ・吉岡里帆・ 浅利陽介・竜星 涼・早乙女友貴 ・ 千葉哲也・高田聖子・粟根まこと
禍つ星流るゝとき、九尾の妖狐、国を滅ぼす――。
ときは平安時代の中頃。貴族たちが雅な宮廷生活を送る京の都。
そこで宮廷陰陽師として仕える安倍晴明(中村倫也)。
人並み外れた陰陽道の才能ゆえに「人と狐の間に生まれた」と噂され、“狐晴明”と呼ばれている。
ある夜、九つの尾を持つ凶星が流れるのを見た彼は急いで参内する。
それは唐の滅亡以降、大陸を戦乱に陥れた九尾の妖狐が日の本に渡ってきた印であった。
しかし、宮廷からうとましく思われている彼は退けられ、九尾の妖狐退治は、
大陸で学問を修めて戻った陰陽師宗家の跡取り、賀茂利風(向井 理)に命じられる。
だが、すでに九尾の妖狐は利風を倒し、その身体を乗っ取り内裏に侵入していた。
それを見抜いた晴明は、九尾の妖狐を倒さんと動き出す。
しかし妖狐も利風の記憶や術を利用して、晴明の息の根を止めようとする。
晴明には大陸から妖狐を追ってきた狐霊のタオ(吉岡里帆)たちが加勢。
だが、タオとの因縁を逆手に取った妖狐の策略に翻弄されてしまう。
混沌とする戦いは逆転、また逆転の連続に……!
狩られるのは妖狐か、それとも晴明か。
術と頭脳、そして陰陽師の誇りを懸けた死闘が今、幕を開ける――!
http://www.geki-cine.jp/kyubi/より
ミーハー気ままな感想を覚え書き(敬称略)
ストーリーが最高に面白い
策略につぐ策略、仕掛けには仕掛けをそしてどんでん返し。
片方の仕掛けが成功したかと思えば相手の想定内でいとも簡単にひっくり返される。かと思えば、それもこちらの仕掛けの一部で_と。
清明と利風。天才同士の知恵比べに『おー』とまさしくドキドキハラハラ。すばらしい脚本です。
立ち回りもあるけれど、呪文を唱えるシーンも多くこれがカッコよくて艶っぽくてキュンキュンします。
安倍晴明役の中村倫也が美しい
今回は再発見したことが2つあってまずはコレ。和装の中村倫也が美しいこと。
実はワタシはもともとドラマに出ている中村倫也サンのお顔がちょっと苦手。オデコの感じとか顎から首筋のラインとか。(もうホント好き勝手に言ってるだけなんですが。生理的なことなのでどうしようもなく。)
それがそれが今回はとてもとても美しい安倍晴明に。いつもと全然違う!この人って現代ものよりこういうメイクが似合うんだ!思わず映画館で「美しい。」とつぶやいてしまいました。
ワタシにとっての安倍晴明のイメージは夢枕獏の小説と岡野玲子の漫画『陰陽師』から。のっぺりとした色白一重まぶたで切れ長の眼の美しく妖艶なお顔のイメージ。
あの漫画イメージの晴明の若い時はきっとこうだっただろうの姿がそこにありました。声もイメージにあってる。中村倫也ってハマリ役じゃん!の再認識。まあアテ書きだからそうなるか。
最初は「この清明は若くてハツラツとしてよく喋るし笑うし、なんだかとても表情豊かだなあ」と思っていましたが、それにもちゃんとオチがありました。なるほどそうなるのかって。
美しい向井理を再発見
次に驚いたのが向井理のスタイルの良さ!
階段上から早乙女友貴を見下ろすシーンの姿がとても美しくて。
調べたら身長は182センチだそうですが何より顔が小さくて!ものすごく上の方にある(笑)まるで地面から浮き上がっているみたい。(実際に浮き上がる仕掛けもあるけれど)九尾の妖狐って感じが表現されていてとても良かった。
妖狐と利風が入れ替わり出現してそのたびに二転三転切り替わる表情も上手く演じていてこういうところもアップで見ることができるのがゲキシネの良さ。
「へえ向井理ってこんな演技もできるんだあ」って感心しながらふと思い出したことが。
そういえばワタシが向井理をイケメンだと認識したのは映画『Paradise Kiss パラダイス・キス』が最初。(もちろんそれまでに『のだめカンタービレ』や朝ドラで存在は知っていた)
大好きだった矢沢あいの漫画原作の映画化でジョージ役が向井理。芝居はともかく「顔小さっ!足長っっ!これぞまさしくジョージだ!」と感動したのでした。
なのに、その後はあまりピンとこなくて。すっかり忘れてました。
でこのたび向井理を再発見!改めて出演ドラマや映画を追っかけ見ようと思います。眼の保養にね。
他のキャストの衣装とメイクも美しい
もうひとつ眼をひいたのが、衣装の美しさ。
主役の衣装ももちろん美しいけど、元方院役の高田聖子の衣装と被り物、メイクもこれまた素敵で「コレっていったいどんなデザインなの?」と目が離せず。
今回ばかりは早乙女友貴の殺陣やモフモフより元方院の衣装に目がいってしまう。
ゲキシネはこうやってアップで細かいところまで見ることができるのが楽しみのひとつです。
ゲキ×シネ総選挙2024に投票したい作品
いやあ実は懸念していた通り、中入り後の数分間(だと思う)居眠りしてしまいました。
モフモフだのワチャワチャだのの部分(だと思う)を見逃しています。
途中の居眠りなどめったにしないのですが今回はやっちまいました。
という理由だけではないのですが、ゲキ×シネ総選挙2024に投票しようと思います。
上映作品(全26作品)の中から「もう一度見たい!」の声が多かった10作品を、[GEKI×CINEセレクト10]として2024年後期にアンコール上映いたします!
総選挙への参加方法は大きく分けて2つ。
XまたはInstagramで投票するか、映画館で上映作品を観るか。
投票は何度でも、何作品でもOK!皆さまの一票が、Tourの行先を決める!?
http://www.geki-cine.jp/20th/election.html
ぜひ奮ってご参加ください!
美しいものは何度見ても心洗われ幸せ気分になるからね。
さて、来週は楽しみにいている『メタルマクベス』の再見です。仕事がんばろう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。