憧れの街に、暮らす。大阪・中津で始まるセカンドライフ

もう4〜5年も前から、夫婦で「住むならここがいいよね」と話していた街があります。
大阪・中津。梅田からひと駅、歩いても行ける距離にある、小さな街。
大阪・中津は昭和世代にとって心落ち着く街
ホームが細いことで有名な阪急中津駅。
その改札を出て左手の階段を降りると、すぐに広がるのは
駅高架下のケーキ屋さん、昔ながらの居酒屋、駅前の公園、公民館。

少し歩けば、狭い路地にレトロな長屋が連なる中津商店街が現れます。
最近では昔ながらの商店は少なくなり、
若い世代による新しいお店が開店していてちょっとした話題のようで
日曜日にはカメラ片手の若い観光客でにぎわい、活気があります。
けれど、実際に暮らしているのはご高齢の方が多く、
平日の昼間は本当に静かで、時間がゆっくりと流れています。

さらに北へ歩くと、高層・中層マンション、市営団地、小学校、神社、倉庫、駐車場…
建物の種類もさまざま、人の世代も幅広く、
若い世代、ファミリー、シニアと、新旧が混在していて調和しています。
昼間はシニアの姿しか見えない住宅街も、
夕方になると学校帰りの子どもたちの声が響き渡り、
日が沈むと生活の灯りがぽつぽつとともりはじめる。
やがて夜が深まると、淀川を渡る電車の音が遠くから届きます。

コンビニはあるけど、大型スーパーはない。
ホームセンターも、ドラッグストアも見当たらない。
でもそんな”ちょっとの不便さ”もワタシには魅力的。
にぎやかさと静けさが、ゆるやかに入れ替わるこの街は、
昭和時代が原風景の私にとって、とても懐かしくて心落ち着く場所なのです。
大阪・中津でセカンドライフ始めます
時々訪れては、憧れていた街。
仕事のことを考えると住替えは現実的ではないとずっと諦めていました。
ところが昨年末、経営していた会社を閉じるという決断をしたタイミングで
ずっと目をつけていたマンションが売りに出たのです。
このタイミングはきっとなにかの縁だとすぐに申し込み。
トントン拍子に契約できて、現在リフォーム中。
そしてこの夏からワタシの中津ライフが始まります。
今後もこの昭和が残る街・中津でのセカンドライフの様子を書いていこうと思います。