やっぱり美しい天海祐希★ゲキ×シネ『修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極』のかんたんレビュー
今週の上映回数はいつもより多くて全4回。
それに映画館の席予約もいつもより埋まっていてちょっぴり焦りました。
これはやはり天海祐希サンの人気なのでしょうか?
先週は残念なことになったので、私も今回は期待していますよー。
天海祐希サンだからきっと大丈夫!!と信じて、仕事を早めに切り上げて夜の上映に走りました。
では、今回も行ってみよー
<修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極>しゅらてんま~どくろじょうのしちにん シーズンごく
2018年3月~5月IHIステージアラウンド東京にて公演
脚本/中島かずき 演出/いのうえひでのり
キャスト/ 天海祐希 / 福士誠治 竜星涼 清水くるみ / 三宅弘城 山本亨 梶原善 / 古田新太 他
関東荒野に現れた一人の美女、渡り遊女の極楽太夫(天海祐希)。だが彼女こそは、かつて織田信長に最も信用され愛された凄腕の狙撃手だった。
折しも関東では。髑髏の仮面で素顔を隠した天魔王(古田新太)が率いる関東髑髏党を名乗る軍団が難攻不落の髑髏城を築城、豊臣秀吉の天下統一を阻まんと関東に覇を唱えその勢力を広げていた。
その髑髏党に追われる熊木衆の少女・沙霧(清水くるみ)を行きがかりで助けた極楽は、関八州荒武者隊の頭目である兵庫(福士誠治)の口利きで無界の里に身を寄せる。宿場も兼ねているため旅人やボロボロの着物を着た貧相な百姓風の男・ぜん三(梶原善)など、街道を旅する様々な諸事情を抱えた人々が出入りする色里・無界では、一番人気の若衆太夫・夢三郎(竜星涼)がこの里を盛り立てていた。
そこで極楽を待つ狸穴二郎衛門(山本亨)と名乗る牢人。
彼は、極楽に天魔王暗殺を依頼する。二郎衛門の正体は徳川家康。信長を通じて極楽とも親しい仲だったのだ。秀吉は天魔王討伐のために20万余の大軍を率いて進軍していた。関東で大戦が起きる前に天魔王を倒そうという策に乗る極楽。沙霧をとある山奥にこもる鉄砲鍛治、贋鉄斎とその弟子であるカンテツ(三宅弘城)の元に向かわせる。無敵の鎧を貫く鉄砲を作るよう頼んでいたのだった。
だが、彼女に狙われていることを知った天魔王は自ら極楽の前に現れその仮面を取る。その顔は、織田信長と瓜二つだった。
「貴様こそ信長公の仇」。極楽が銃口を向けたとき、天魔王は意外な真実を告げた。
修羅の道を行く女と天魔の世を作らんとする男。二人の奇しき縁の歯車が再び回り出す…。
http://www.geki-cine.jp/gokudokuro/
ミーハー気ままな感想を覚え書き(敬称略)
天海祐希の極楽太夫(ごくらくだゆう)
いやぁもうなんたって天海祐希ですよ!圧巻の存在感と美しさ。
立ち姿も踊りももちろんだけど、顔面アップになっても汗ひとつなくマジで美しい。
遊女の女言葉でなまめかしい口調でも、狙撃手の荒っぽい男言葉で歯切れよい口調でもステキ。
啖呵を切っても見得を切ってもどれも美しい。舞台上がキリッと、そしてパッと華やかになる。
なんなんでしょ?こんなに舞台を支配する女優さん他にいるかなあ?ちょっと思いつかない。
宝塚出身の他の女優さんでもここまで舞台映えするヒトいないんじゃないかなあ?
わーステキだあ。って弛緩状態でうっとりしているうちにどっぷり舞台上の世界へ。
至福の時間でした。
古田新太の天魔王(てんまおう)
織田信長の時の古田新太がとても素敵なのでビックリでした。
胸を張り覇気のあるキリッとしたカンジで「おおっ?男前じゃん。」と思ったほど。
天魔王になると途端に猫背の暗いなんかイヤな奴。さすがです。
古田新太って、天海祐希の美しさと華やかさを受け止めることができる数少ない相手役だと思う。
この支えがあるから安心して観ていられる。舞台上の世界観にどっぷりハマることができる。
やっぱり至福の時間でした。
その他のキャスト
今回のキャストはみなさん安定感がすごかった。
唯一竜星涼の夢三郎だけが最初は心配だったけど、後半の展開ではナルホドと納得。
梶原善のぜん三はこのシリーズの中でいちばん喋るぜん三だったし、山本亨の狸穴二郎衛門も重厚感があってヨカッタ。
清水くるみの沙霧もストーリーをちゃんと引っ張ってたし、福士誠治の兵庫も友情、愛情などいろんな表現が上手く人間的な深みが感じられる傾奇者でとてもよかった。
贋鉄斎と三宅弘城のカンテツのやり取りもテンポよく楽しくて大笑い。
なかでも一番目を引いたのは川原正嗣の清十郎。この方は劇団新感線の殺陣指導を務めるヒトなので殺陣はもちろんなんだけど、声がとってもステキでビックリ。
クギヅケになりました。
今回は最初から最後までどっぷりと鑑賞。とっても楽しくて帰りの電車の中でもニコニコ。
気分よく布団に入りました。あー楽しかった。
また仕事がんばるぞー
最後まで読んでいただきありがとうございましたっ。