松山ケンイチが二役に★ゲキ×シネ『髑髏城の七人 Season風』のかんたんレビュー

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いつも行く映画館でのゲキシネシリーズの上映回数がどんどん減ってきて、ついに今週は火曜と木曜の午前11時からの1回ずつだけの上映に。

なんで?これってお客さんを限定しちゃうよね。

平日夜上映回がないなんて、仕事してる人間にはキツイ。ほんとにコレでいいの?

まあそれでも、今回もなんとか仕事抜け出して観に行ってきたけど。

ちょっと嫌な顔されたし。

気を取り直して今回もレビューしてみます。

目次
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髑髏城の七人 Season風』どくろじょうのしちにん~シーズンかぜ

2017年9月から11月までIHIステージアラウンド東京にて公演

脚本/中島かずき 演出/いのうえひでのり

キャスト/松山ケンイチ・向井理・田中麗奈・橋本じゅん・山内圭哉・岸井ゆきの・生瀬勝久 他

天正十八年(1590)の関東荒野。昼下がりのとある街道筋で一休みしていた牢人<狸穴二郎衛門(生瀬勝久)>の前に、山の民のような男装をした若い女が現れる。その名を<沙霧(岸井ゆきの)>。そこに<兵庫(山内圭哉)>と彼が率いる野武士の一団・関八州荒武者隊の面々が加わり一悶着あったところに、関東髑髏党の鉄機兵たちが襲いかかってきた。彼ら髑髏党の根城である“髑髏城”の絵図面を持っている沙霧のことを追ってきたのだ。二郎衛門ともども斬り合いとなるが、あっけなく蹴散らされてしまう荒武者隊。しかし、フラリと現れた着流しの優男があっという間に鉄機兵を叩きのめし、沙霧を助け出す。男は自らを<捨之介(松山ケンイチ)>と名乗った。怪我をしている沙霧の手当てをするため、一行は兵庫の案内で関東一の色街で、救いの里とも呼ばれている“無界の里”へと向かうことになる。

色里“無界”は宿場も兼ねているため、人の出入りがとても賑やかだった。特にこの日は、「会って極楽、遊んで地獄」の関東一のいい女と評判の高い<極楽太夫(田中麗奈)>の顔見世が行われていた。兵庫は太夫のために稼いだ銭袋を差し出すが、まったく相手にはしてもらえない。しかし髑髏党に追われていた沙霧をしばらくかくまってほしいと頼むと、太夫は「困ってる女を見捨てたらバチが当たる」と微笑み、快く引き受けてくれた。

その夜、店の裏手の広場に、死んだ一族の魂を弔う儀式をする沙霧の姿があった。背後で見守っていた捨之介は、彼女が、城を築くことにかけては右に出るものなしの集団“熊木衆”であることを見抜く。するとそこに、遊女に化けて忍んでいた髑髏党の女が現れ、無界の里の主<無界屋蘭兵衛(向井理)>に斬り殺される。思わぬところで顔を合わせることになった捨之介と蘭兵衛は、互いの姿を見て驚く。そこへ再び髑髏党が現れ、南蛮製の異形の鎧に身を包み、髑髏の仮面をかぶった党首の<天魔王(松山ケンイチ・二役)>も姿を見せる。捨之介と蘭兵衛に会いに来たという天魔王。この三人には、実は織田信長のもとで一時、同じ時間を過ごしていたという“過去”があったのだ。「天の意志を継ぐ」という天魔王に挑発され、手にした剣で打ちかかる捨之介。そして隠し持っていた短筒を撃つ蘭兵衛。だが、斬撃も弾丸も天魔王の無敵の鎧には敵わない。しかし、そこに二郎衛門が割って入ったことで天魔王たちは姿を消し、一同は命拾いをする。

髑髏党との一戦を覚悟した捨之介は、無界の里を守る最後の一手は豊臣秀吉軍よりも先に天魔王を倒すことだと蘭兵衛らに話し、昔馴染みの刀鍛冶<贋鉄斎(橋本じゅん)>の鍛冶場を訪れる。無敵の鎧を打ち砕く、必殺の“斬鎧剣(ざんがいけん)”を打ってほしいと、彼に頼みに来たのだ。

だが、ちょうどその頃、蘭兵衛は誰にも知らせずたったひとりで髑髏城へと向かっていた。その後ろ姿に不穏な空気を感じ取ったのか、沙霧も後を追って城内へ忍び込む……。

本能寺で織田信長が命を落としてから8年の時を経て、遠く関東平野に因業因縁、奇(くす)しき縁(えにし)が集まった。捨之介、蘭兵衛、天魔王、三人を待つ宿命とは?そして彼らに出会ってしまった人々の運命や、如何に!?

http://www.geki-cine.jp/kazedokuro/
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ミーハー気ままな感想を覚え書き(敬称略)

松山ケンイチの捨之介(すてのすけ)と天魔王(てんまおう)

うんまあ予想できたよね。松山ケンイチのいつものあの抑揚つけたセリフまわし。

『蒼の乱』での坂東武者の将門小次郎とイメージは同じ。

確かに背は高いし目鼻立ちはぱっきとしていて口も大きくて華はある。

悪くないけどあんまり印象に残らないかな。

贋鉄斎の「今はなんと名乗っている?エルか?」のノリにもうまくハマらなかったしね。

きっとアドリブは嫌いなんだろうな

最後の『よせやい、柄じゃねーよ』のセリフももっときっちりキメて欲しかったかな。

長い公演のうちの1日だけを切り取って見てるわけだから、たまたまこの日はこんなカンジだったのかな?とも考えられるんだけど。

あっそうだ!そういえば、いちばん最初の大立ち回りシーンできれいな側転してた!

へー結構動けるんだーって思った

向井理の無界屋蘭兵衛(むかいやらんべえ)

とりあえず、顔ちいっっさ!!

ほんとコレよ。背がでかくて着物の着丈が長ーいのよ。だけど顔が小っっさいの。

松山ケンイチも180センチあってふたり並ぶと映えるけど、でも顔の大きさの違いが!!

ところで『最近の向井理はなんだかすごくいいよね!』ってのがワタシの周りの評判です。

でもこの作品当時の向井理って全体的にちょっと硬い印象。

たぶんこれが劇団新感線初出演だからなのかな?

早い動きの中でセリフはめるのが精一杯ってカンジが否めない。

もっと色気出せたのにねきっと。

でもここから4年後『狐清明九尾狩』の賀茂利風役での彼の成長は感動モノです。

この役はほんとうに色っぽくて向井理を再発見したよい芝居でした。

すごく努力されたんでしょうねえ。その上年齢を重ねてオトコの色気が増してきて最強かよ。

とにかく最近の向井理はとってもいい!

その他のキャスト

髑髏城シリーズを毎週観てるとやっぱり比べちゃう。ゴメンなさいね。

まず、田中麗奈の極楽太夫はりょうと比べると色気とか貫禄が足りないなあ。

兵庫が体張って守るだけの憧れ感とかオシ感がないもの。

橋本じゅんの贋鉄斎はもっとぐいぐい来てほしかった。

生瀬勝久の狸穴次郎衛門も山内圭哉の兵庫も関八州荒武者隊のみなさんもなんだかサラッと軽くて「あらら?このシーンそんなカンジで飛ばしちゃうの?」ってのが多かったかなあ。

上滑りしてる感がある。

最後7人が次々と退場していくシーンで客席からの拍手が起きなかったのも、その上滑り感のせいじゃないかなあ?

みんなでやるズッコケも下手くそだし、かわいくもない動物のぬいぐるみ使ったりセットもいつもより縮小されてしょぼい気がするし。

ここにきて演出予算がカットされたとか?

この『Season風』は初見だったので楽しみにしてたのですが、ちょっと寂しい気持ちで映画館を後にしました。

えーい!それでも来週もがんばって仕事抜け出して見に行こう!

今日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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